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2017年 新年のご挨拶

January 2017

 

 

新年明けましておめでとうございます。
大きな変革の波を感じる新年を皆様と一緒に迎えられたことを嬉しく思います。
2017年度、4回目の会頭職を仰せつかりました中尾です。

 

昨年5月に発足したドゥテルテ政権と安倍総理の尽力により両国の距離が今迄にないほど近づいていると感じます。

 

ミンダナオの魅力はアジアNo.1の英語力に基ずくIT技術、明るく賑やかでホスピタリー精神旺盛でしかもグローバルで活躍できる人的資源、豊富な鉱物資源、台風等の影響を受けない農業に適した天候、観光リーゾト資源 日本へのコンテナ輸送は最速5日間です。

 

しかしながらミンダナオ島はルソン島と比べれば面積は同じだけれど、日比の経済のつながりを見れば天と地の差があります。100分の1程度ではないでしょうか。日本にとってグローバル化が急激に進むアジア にあって唯一残された地域だと言えます。

 

地域紛争があるからミンダナオには近寄れないと云う事実、痛いほど感じております。

自身の経験ですが移住してきて13年になりますが、自分の体験からですと海外であるという異文化を理解し、それなりのリスクがあると言うことを常に留意し行動すれば、治安に不安を感じた事はありません。企業運営にはあらゆるリスクがあります。リスクを分析、回避する力、マネージメントを心がけることによりリスクは減ります。こちらに住んでいる人から見るとマニラの方がはるかに怖い、またダバオは世界で4番目に安全な町としての評価もあります。しかしながらマニラに拠点を置く日本企業方さえも大半の方が、ミンダナオに足を運ばないのが現状であります。

 

その中でフィリピン経済の成長率は中国を抜きました。元々、開発ポテンシャルの高いミンダナオ島は10年前と比較し潜在化していたマグマが先ずダバオで火山が噴火するよう顕在化し始め、ショッピングモール面積も10倍以上、信号すらなかった街は車が溢れ、コンテナヤードにおける扱い量も数倍に膨れ、マニラからの飛行機便も大幅に増え、島内インフラ、ホテル、コンドミニアム、倉庫等のあらゆる建設ラッシュ、BPOなどの新産業は大規模の雇用を創出、土地の価格も5~10倍になって現れ始めました。

 

世界の海外進出は人的資源価値を人件費の安さを基準としたモノサシから、高度人材利用に切り替わった結果であろうと思います。ミンダナオはダバオを筆頭に、ダバオ以上に潜在能力が高いと言われるジェネラルサントス、カガヤンデオロ等魅力満載の島であります。

是非日本の企業に発展の一翼を担ってほしいと願っております。


最後になりましたが会員企業の皆様、ミンダナオへ進出検討されている皆様ご健勝とご活躍を祈念し、私の新年の挨拶とさせていただきます。

 

ミンダナオ日本人商工会議所

会頭 中尾圭佑

以 上


 

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