ミンダナオ日本人商工会議所ニュース 2015年12月30日

December 29, 2015

皆様、年の瀬はいかがお過ごしでしたでしょうか。 毎年、ミンダナオ日本人商工会議所メンバーは、年末12月30日(リサール・デイ)に恒例行事に参加します。

皆様、年の瀬はいかがお過ごしでしたでしょうか。
毎年、ミンダナオ日本人商工会議所メンバーは、年末12月30日(リサール・デイ)に恒例行事に参加します。この日は、フィリピンの英雄ホセ・リサールの死を悼む記念献花式典が行われるのですが、この記念(式典)、正式には英語で”Anniversary of the Martyrdom of Dr. Jose Protacio Rezal”と言います。日本語では「ホセ・リサール博士殉教記念(式典)」といったところでしょうか。今年は、その119回目の式典が行われました。

30日早朝、午前7時に開式し、ダバオ市庁舎前のリサール公園には多くの関係者が参列、各々が献花を行いました。


さて、ミンダナオ日本人商工会議所は、毎年ダバオ市内の様々な献花行事にお招きいただくのですが、このリサール・デイの献花式は通常の式典と少し違う印象を受けます。例えばスピーチひとつとっても、各スピーカーが個人個人のホセ・リサールへの熱い思いを語る、という内容になっており、何かと聞き応えがあるのです。今年は、中でも、フィリピンの正式な愛国文化団体である”Knight of Rezal”(リサールの騎士団)代表のお話が非常に盛り上がりました。リサール博士がアルファベットのA~Zまで、全ての頭文字から始まる26種類の職能を持っていた、という興味深い話で、参列者の方々も熱心に耳を傾けていました。


また、フィリピンの式典と言えば欠かせないのがインターミッションとして行われるダンスですが、リサール記念日ではダンスもひと味違います。今年のダンスはリサール博士の一生を描いた、創作ダンスになっていたのですが、特にリサール博士が銃弾に倒れる瞬間には、静けさが会場全体を覆い、死に直面した博士の悲壮感すら伝わってくるようでした。


今回、式典へ出席して強く感じたのは、フィリピンの皆様のホセ・リサール氏に対する深い愛情と尊敬の念です。フィリピン国民の愛国心の根源を垣間見たような気が致しました。我々も商工会メンバーを代表して、そのような心持ちで、リサール像前に献花をさせて頂きました。


ミンダナオ日本人商工会議所は外国人の集まりですが、フィリピンでビジネスをやらせていただいている以上、そういった国民意識、文化的側面を学んでいかなければならないと強く感じます。


日本にもホセ・リサール像が寄贈されていますが、所在地は奇しくも東京「日比谷」公園。日比の谷間が狭まり、フィリピンと日本が共に手を取り合う社会を願ってやみません。



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