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2024年2月24日 第18回ミンダナオ日本人商工会議所定例総会 中尾会頭挨拶

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February 24, 2024

第18回ミンダナオ日本人商工会議所定例総会ご挨拶

御来場の皆様、本日はご多用の中、大勢の方に出席を賜り2024年度ミンダナオ日本人商工会議所定例総会が盛大に開催出来ましたこと、大変嬉しく思うと共に参加頂きました皆様へ心より御礼申し上げます。


今年度で会頭職を仰せつかるのも8回目となり11年前に初めて会頭職を仰せつかった時より緊張せず皆様の前に立てること、また会員の皆様から多くの信任と期待を頂いております事、改めて御礼申し上げると共に身を引き締めて全力で皆様のお役に立てるように頑張って参る所存でございます。


ミンダナオ日本人商工会議所も2007年の設立以来、会員数の増減はあるものの18年間継続し活動してきた結果、当地において日系企業、政府関係機関に広く認知いただける会となりました。しかしながら現在の会員数は35社で法人正会員16社、法人準会員3社、個人会員1名、賛助会員15社参加頂いております。昨年と比べ5社のマイナスとなっておりますが、設立した当初から参加頂いている会員の方々の定年による入れ替わりに対して日系企業数の増加が見合っていないことが原因の一つでもございます。


ミンダナオ島に新規進出する日系企業が少ない中で既に進出されている企業様、進出を検討している企業様への認知や交流を通して会員獲得に繋げる為、2024年は新年会に限らず会員の皆様との交流、ミンダナオに所在地がある企業様への訪問、進出調査にいらしている企業の皆様の交流、情報交換の場を提供することを目的とし、奇数月に懇親会の開催を行います。更にダバオ周辺に限らず冠となっているミンダナオ島内の企業様への訪問、交流を通して当会のプレセンスと知見の向上を目指し、より良いサービスを提供できる様に精力的に活動拡大を進めてまいります。


目下、ダバオ市では順調にインフラの拡充、経済の発展がなされております。20年前、90万人であった人口も2024年現在199万人となり2025年には200万人を超えると予測されております。それに伴い、市内の渋滞が酷くなっておりますが、メトロダバオ構想によりダバオ市郊外、ダバオ周辺地区へのアクセスの拡充が順調にされており、まだまだ発展の余地が多く残されております。教育機会の拡充による優秀な人材、人口ボーナスによる労働人口の増加、未開発の資源など、BARMMでの紛争終結から5年以上経ち、昨年7月にマルコス大統領がミンダナオ島における非常事態宣言の解除をしたことで訪問、投資における障壁が下がり当会にも多くの訪問者、お問い合わせを頂くようになりました。渡航における大きな障壁となる海外安全情報は以前に比べ緩和されましたが企業が安心して訪問するには実態に伴った更なる渡航規制の緩和が必要です。

 

その為にフィリピン国内の3日本人商工会議者、ミンダナオ島内の外国人商工会議所と密に連携し正しい情報の発信、当地のプロモーション活動を通して積極的に各国の渡航規制緩和に尽力し、会員企業の島内の活動範囲の拡大、投資機会の創出に努めて参ります。


最後になりますが、会員の皆様、ご出席いただきました皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈りしてご挨拶とさせて頂きます。

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